はじめに
ホームベーカリー、使っていますか?できたての自家製パンは、おいしいし、安全。
でも面倒なのも事実。コスパ的にもスーパーの食パンのほうが安いし…などと考えているうちに、使わなくなって、キッチンで眠らせている方も多いのではないでしょうか?
そこで今日は、ホームベーカリーを習慣化するコツを3つ紹介します。

朝食に、おいしい厚切りトーストが食べたい!せめて週末だけでも。どうしたらルーティンにできるかな…?
ホームベーカリーを習慣化する3つのコツ
ゼロ表示の「はかり」を選ぶ
ホームベーカリーを習慣にしたいなら、パン焼き機自体の機種にお金をかけるより、予算をスケールにまわすべきです。パンを焼くときに一番面倒なのが、材料を量ること。それから量るときに洗い物がでることです。
ホームベーカリーの中の焼き型はかなりずっしりしています。
その焼き型を直接スケールに乗せ、0表示→水を入れ量る→ふたたび0表示にして、砂糖・塩・バターを入れる→ふたたび0表示にして、強力粉を入れる。最後にドライ―ストも。
これをすべてスケールの上で済ませます。こうすれば、ひと手間もふた手間も省けます。
ですから、キッチンスケールはかならず、0表示ができ、2キロくらいまで量れるものを選んでください。
材料を最小限にする
最小限の材料は、強力粉・砂糖・塩・バター・ドライイースト・水。
銘柄はなんでもいいのですが、一番身近なスーパーにある材料だけで作る。と、決めてしまいましょう。
強力粉もバターもピンキリなので、悩んでしまって、買い物が面倒になって、作らなくなります。
底値のものを選ぶと決めてしまえば、ストックがなくなっても、あれこれ考えずに買い足しできます。
正直、強力粉はお高いものを使うと味が違う気がします。
でもこれも好みの違いの範囲内。バターも食べるときに塗るバターほど違いはわからないし、スキムミルクに至っては必要ない、という結論に。
買い物の時の面倒さを、先につぶしておくと気が楽です。

ジャムやスプレットで特別感を
チョコやレーズン、野菜のペーストなどを混ぜ込んだパンを作ってみたくなりますが、材料があまりがち。
私も一回ずつやってみて、やらなくなりました。けっきょく味がコストに見合わないんです。
近所のベーカリーでは、いろんな種類の焼きたてパンを売っているし、高級食パンも流行中。家庭で作ってもその味に追いつくはずもありません。
一方、普段使いのトースト用の食パンならスーパーで100円で購入できます。
ホームベーカリーの食パンはコスパ的にも中途半端な気がしてしまって、使う理由がなんとなく曖昧に…
でもわたしは「毎週末だけ焼き立てパンの香りで目覚めよう」と考えるようにしたら、習慣化することができました。
平日は100円の食パンです。ホームベーカリーは週末だけ。
金曜の夜に支度をして、土曜の朝に一斤が出来上がります。うちは2人ぐらしなので、半分はジップロックにいれておいてトーストして日曜の朝に食べきります。
パン自体の材料費をかけない代わりに、おいしいバターやオリーブオイル、ジャムなど数種類準備して、何を付けて食べるかたのしみにしています。
おいしいスプレットは、高級食パンよりあっさりしていて、素朴な焼き立てパンが合います。

厚切りトーストで安定の味
金曜の夜にパンを仕込んでおく、という習慣はこの3年くらい続いています。
それでも私のズボラな性格から「毎週同じ味のパン」というわけにはいきません。
ちょっとフワフワ感が足りなかったり、しっとりし過ぎていたり…。気候や湿度、水温や、イーストの状態によって微妙に味が変わる気がします。舌が鋭敏な夫からはすぐに指摘を受けます。
夫からのリクエストもあって、最近は焼き立てパンを軽くトーストすることにしました。
焼き立てフワフワが好きな方は、もちろんそのまま食べるのも醍醐味。
でもイーストの状態や匂いが気になるなら、焼き上がり後ちょっと冷ましてからトーストにしてみてください。
私はホームベーカリーのパンの一番美味しい食べ方は厚切りトーストだと思います。
おわりに
ホームベーカリーとの付き合い方を紹介しました。
続けるコツは、とにかく炊飯器なみにシンプルに使う段取りをすること。それから焼き立てパンの用途を絞ること。
そうすれば気楽に長く続けられます。お家にホームベーカリーが眠っているという方は、ぜひ使い方を見直してみてください。
最新型のホームベーカリーじゃなくても、じゅうぶん。シンプルに習慣化できます。

オリーブオイルだけでも十分おいしい、焼き立て厚切りトーストです。

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